アレルギー性鼻炎の特徴とは?原因と改善法

鼻炎の原因のひとつにアレルギー性鼻炎があります。アレルギー性鼻炎ではくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが起こり、集中力が落ちて日常に差し支えるような症状に悩まされることもありますが、アレルギー性鼻炎には通年性と季節性の2種類が知られます。

アレルギー性鼻炎の主な原因は?

通年性は1年中起こっているもので、主な原因として考えられるのはハウスダストです。ハウスダストは日常生活をしている中で存在する細かな埃などですが、それらは極小のダニや猫や犬などのペットの老廃物などがあります。一方で季節性として知られるのは植物の花粉で、いわゆる花粉症と呼ばれるものです。花粉症の原因となるものはスギ、ヒノキ、ブタクサなどが原因として知られますが、それ以外の植物の花粉でもアレルギー性鼻炎が起こりうる可能性があります。

そもそもなぜ鼻炎の症状が起こるの?

いずれにしても上記で挙げたアレルギー性鼻炎の原因となる物質が異なるだけで、アレルギー性鼻炎が起こるメカニズムに違いはありません。そもそも鼻炎は防御反応であり、体内に入り込んできた物質を排除しようとする働きをするもので。アレルギー反応を起こす物質はアレルゲンと呼ばれますが、アレルゲンがもっとも晒されるのが鼻の粘膜であり、ここでアレルゲンの侵入を防ぐことを目的に鼻づまり、くしゃみ、鼻水を出します。つまりこれ以上のアレルゲンが入り込まないようにする身体の働きがアレルギー性鼻炎です。

より詳しく作用を述べるとアレルゲンが侵入すると鼻の粘膜に存在する肥満細胞と呼ばれる細胞からヒスタミンやロイコトリエン、トロンボキサンなどの成分が分泌されます。成分別に見るとヒスタミンでは鼻の神経を刺激してくしゃみや鼻水、ロイコトリエンやトロンボキサンなどは血管を刺激し鼻づまりを起こすといった作用が起こります。

アレルギー性鼻炎の改善方法は?

改善方法としては予防としてマスクなどをしてアレルゲンの侵入を防ぐことが重要で、また鼻洗浄で洗い流すといったことがあります。帰宅時にはアレルゲンを持ち込まないようにすることも大事です。また通年性の場合にはハウスダストが原因ですから定期的な掃除や部屋の湿度を50%、温度を20度から25度に保つことである程度改善することができます。一方で人によってアレルギーが出るアレルゲンが変わってくるので病院で鼻の状態やアレルギーテストを受けて原因を突き止め、それらに応じた薬を服用することによって症状を改善することができます。

アレルギー性鼻炎の薬はどう選ぶ?

アレルギー性鼻炎の薬としては抗アレルギー薬のほかステロイド薬と自律神経作用薬が症状に応じて使われますが、多くの場合には抗アレルギー薬が使われます。

症状としてはくしゃみや鼻水がひどい場合にはヒスタミンが影響していることが考えられるため抗ヒスタミン薬が使われます。市販のアレルギー性鼻炎薬にも抗ヒスタミンの成分が多く使われています。病院などで処方される抗ヒスタミン薬としてはジルテック(セチリジン塩酸塩)、アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)、ザイザル(レボセチリジン塩酸塩)などが知られます。

ジルテック・アレグラ・ザイザル

ジルテック(セチリジン塩酸塩)、アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)、ザイザル(レボセチリジン塩酸塩)は、現代では広く使われている第2世代抗ヒスタミン薬で、その特徴としてはヒスタミン受容体に対する選択性が高いため抗コリン作用などによって起こる余計な作用が軽減されるというメリットがあり、それまでの喉の渇き、排尿障害といった副作用のほか脂溶性が低いため眠気の副作用も軽減されています。

ザイザル(レボセチリジン塩酸塩)でそれまでのジルテック(セチリジン塩酸塩)と比べて少ない量で作用するため広く使われるようになっています。またアレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)は非鎮痛性でもっとも眠気への影響がなく、このため車を含めた眠気に関する制限事項がありません。これらの成分は市販薬の鼻炎薬としても販売されていますが、車の運転など日中に眠気を催さないようにするためにはザイザルの成分であるレボセチリジン塩酸塩かアレグラに含まれるフェキソフェナジン塩酸塩を選択するのがベストです。

抗ヒスタミン薬は鼻づまりにも効果あり

抗ヒスタミン薬は、くしゃみや鼻水の症状に対して効果のある薬ですが、ある程度の鼻づまりにも効果があります。鼻づまりを中心に治療をしたい場合には抗ロイコトリエン薬、抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2薬、第2世代抗ヒスタミン薬・血管収縮薬配合剤が使われ、こちらもある程度のくしゃみや鼻水に対する症状にも効果があります。